2009年5月24日日曜日

5/24(日) 衆議院総選挙

 9/10の衆議院の任期満了の伴う総選挙が8月中に行われる公算が高くなっている。小泉政権後の自民党による政権運営は、特に麻生政権では、小泉元首相の任期満了での引退も影響しているが、小泉・竹中路線への批判が強まっているようだ。特に昨今の世界的景気減速による景気低迷を、外需依存の強い日本が特にその影響を受けており、小泉政権時の「構造改革」の陰の部分が出てきていると、特に小泉政権時に抵抗勢力と言われていた議員の方々が息を吹き返しているようだ。(その勢力は自民党のベテランで麻生政権でも要職に就いている方々も多い)
 この世界的景気悪化に乗じて、不況を小泉改革の失敗という風潮にし、危機に乗じて史上最大の景気対策を打ち出し、次期総選挙に向けた官僚任せの公共事業などの「バラマキ」が残念ながら実行されつつある。100年に一度のパラダイム変化が起きようとするこの状況で、今こそ国家ビジョンを示し、強い意志を持って構造改革を行うべきだが、残念ながら麻生政権による「バラマキ」は一時的に景気指標は改善されるが(15兆円も使えば当たり前のことで、麻薬みたいなもの)、ビジョンも改革も無い景気対策では、少子高齢化で人口減の将来の日本に巨額の借金だけが残され、経済成長もできないまま日本経済の低迷が深刻化してしまうだろう。この流れを止める一つの方法として政権交代を実現させ、古い政治家・官僚主導の統治を止める意義があるだろう。マーケットも好感するかもしれない。

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