2009年5月11日月曜日

5/11(月) 夏のボーナス

日経平均 9451.98 △19.15
為替(15時)  98.40-45/米ドル
 日本経済新聞社が10日まとめた2009年夏のボーナス調査の中間集計によると、平均支給額は前年に比べ15.2%減となった。伸び率が比較できる1977年以来、初めて2ケタのマイナス。製造業は全業種で前年割れとなり、自動車や機械など輸出型産業では減額率が軒並み2割を超えた。サラリーマンの所得が大幅に減ることで、国内消費の下押し圧力となる可能性もある。前年と比べたマイナス幅は、アジア通貨危機後の不況が深刻だった99年の5.9%を大幅に上回り過去最大となった。支給額は加重平均で71万7051円(38.1歳)となり、前年を約12万9000円下回る。
 定額給付金の支給が開始され、給付対象者1人につき12,000円(ただし、基準日において65歳以上の者及び18歳以下の者については20,000円)で、仮に18歳以下の子が二人いる4人家族で総額64,000円の支給で、ボーナスの減額分の約半分相当となる。特に日本の主要産業の製造業ではボーナスだけでなく給与も大幅に引き下げられるケースも多く、GDP(国内総生産)の55%を占める個人消費が定額給付金をきっかけに回復することはまずなさそうだ。

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