2009年4月8日水曜日

4/8(水) センチメントの転換?

日経平均 8595.01 ▼237.84
為替(15時) 99.85-90/米ドル
 米非鉄大手のアルコアの1-3月期決算が事前の予想より赤字幅が拡大したことから、世界的な景気悪化に対する警戒感が再燃したほか、国内企業の業績低迷が長引くことを懸念する声が出て景気底入れ時期が後ずれするとの見方が広がった。3/10の直近安値から20%以上も上昇したこともあり、利益確定売りや戻り売りが広がった。
 最近は日米の経済指標の一部で下げ止まり感が出てきたものもあり、景気底打ちは予想より早まるのではないかとの期待が先走った感もあり、マーケットは急ピッチに上昇した。証券会社等の自己売買部門、短期志向の個人投資家、マネージドフューチャーズという先物投資で市場の短期的方向性にベットするヘッジファンドの戦略の一つ、などの1-2か月単位の波動で売買を繰り返す短期志向の投資家が、日本も2009年3月期決算の低迷を見込んでセンチメント(投資心理)を弱気に転換し始めているのではないだろうか。世界景気の底打ちが確認されるまでは右肩上りの株価回復はまだ期待しないほうが良いだろう。 

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