2009年4月14日火曜日

4/14(火) さらなる株価上昇に必要なこと

日経平均 8842.68 ▼81.75
為替(15時) 99.81-84/米ドル
 日経平均は続落した。朝方はゴールドマン・サックスの好調な1-3月期決算などを手掛かりに買いが先行したが、円高が進んだほか米自動車大手の経営懸念から自動車株など輸出株が売られ、また今晩の米半導体大手インテルの決算を前に様子見ムードが強まるなか、国内機関投資家の利益確定売りなどが出たようだ。
 昨年9月のリーマンショック後株価は急落し、世界景気も急速に落ち込んだ。日経平均で見てみると、1-2ヶ月の周期で7000円から9000円前後までで上下しており、3月上旬以降、米金融機関の1-3月期決算の改善期待、いくつかの経済指標に下げ止まり感が出始めたことで投資心理は改善している。株価は一般的に6ヵ月程度景気を先読みしていると言われているが、10-12月期までに景気が底打ち、その後の改善が期待できるならば、日経平均株価も9000円を超え10000円程度を超える上昇が期待できよう。しかしながら、過去最大と言われている景気対策も一時的には相応の効果はあるだろうが、国民が将来に対する「希望」(国家ビジョン)を持てるような政策でななく、古い自民党体質のバラマキ政策では、GDP(国内総生産)の6割を占める国民(個人消費)の心理を好転させることはできないだろう。

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