2009年4月4日土曜日

4/4(土) 5年から10年後への投資、政策

NYダウ 8017.59 △39.51
為替(NY3日終値) 100.25-35/米ドル
 トヨタ自動車は3日、5月に発売するハイブリッド車「プリウス」の新型車の燃費性能が国内基準でガソリン1リットルあたり38キロメートルを達成したと発表した。トヨタが同基準で比較したところ、量産ガソリン乗用車では世界一の燃費性能になる。新型車は排気量を大きくしながら世界最高を更新した。また、政府の経済対策で、環境対応車の購入で一定水準を満たしたハイブリット車などに対し、軽自動車で10万円、普通車で20万円、新車登録から13年以上の車の買替えは+10万円の補助金を支給するという計画だ。
 世界的な景気悪化で、日本国内でも約20兆円の需給ギャップがあると言われており、足元の需要を少しでも喚起しようと定額給付金を交付しているが、消費喚起より生活防衛の心理からその効果は限定的であろう。歴史的には2008年が金銭的な利益から環境問題などの精神的な利益を追求するパラダイム変化のきっかけとなるとするならば、5年後10年後の日本や世界はどうあるべきかという姿を国民にイメージさせるためにも、環境対応車への補助金支給というわかりやいメッセージのある政策は評価すべきであろう。

0 件のコメント: