2009年4月13日月曜日

4/13(月) 米金融機関1-3月期決算

日経平均 8924.43 ▼39.68
為替(15時) 100.41-46/米ドル
 日経平均株価は3営業日ぶりに下落し、終値は前週末比▼39.68(0.44%)安で、相場の底堅さを背景に株価指数先物主導で9000円台を回復する場面があったものの、買いが続かなかった。短期的な相場の過熱感が強まっているほか、本格化している米企業の決算発表を見極めたいとの声が多かった。やはり注目は米金融機関の1-3月期決算内容だろう。
 予定では、14日にゴールドマン・サックス、16日JPモルガン・チェース、17日シティグループ、20日バンク・オブ・アメリカが予定されており、9日にウェルズ・ファーゴが予想外の好調な決算見通しを発表したことから、米金融機関の業績改善期待が膨らんでおり、株価も堅調に推移している。ウェルズ・ファーゴは米低金利政策による利ザヤの改善が業績回復を押し上げたが、他社に関しては、商業用不動産ローンや消費者ローン債権などの損失がどの程度の水準であるのかが不透明であるし、今月末の大手金融機関向けストレステスト(資産査定)の内容を確認し不良債権の総額が確定できるまでは、慎重に投資を行うか、現在利食いができるならば利食い売りを行うのが賢明ではないだろうか。

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