2009年4月17日金曜日

4/17(金) 超悲観論の巻き戻し

日経平均 8,907.58  △152.32
為替(17時) 99.42-45/米ドル
 日経平均株価は続伸した。企業収益の底入れ期待が広がり、1日を通じて買いが優勢だった。前日の米株式相場の上昇もあり買い安心感が高まった。もっとも、心理的な節目となる9000円に近づくと目先の利益を確定する売りも広がりやすかった。9000円近辺での上値の重さが意識されたほか、景気悪化に歯止めがかかりつつあるものの、底入れは確認できていないことや、米金融システムへの警戒感もくすぶり、積極的に買い上げる雰囲気は乏しかった。
 つい1か月ほど前までは、さらなる景気悪化懸念や、国内でも大型倒産などが起こるのではないかとの悲観的見方がかなり強く、3/10に日経平均株価で7062円まで下落したが、その後各国の経済対策や、米不良資産の官民共同プログラム、いくつかの景気指標に改善が見られはじめ株式市場は急ピッチに上昇している。背景には3月まで景気への悲観的見方からカラ売りなど売り方が勢いづいていたため、最近はその逆の流れで買い戻しが続いており株価を押し上げている。悲観論が強かっただけに予想以上に強気相場が続いているようだ。

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