2009年4月1日水曜日

4/1(水) 株価は実体経済の先行指標

日経平均 8351.91 △242.38
為替(15時) 98.80-85/米ドル
 一般的に株価は実体経済の先行指標と言われていおり、6か月程度先の実体経済や景気動向を表すという。2008年9月のリーマンショックからの株価急落は今年1-3月期までの景気急減速を表していたのだろう。10/28に日経平均で7000円割れまで急落し、その後は1-2か月周期で7000円を底に9000円前後の幅で推移している。
 本日発表の3月の日銀短観では、業況判断指数(DI)は大企業製造業で▼58だった。前回の昨年12月調査(▼24)から34ポイント悪化し過去最悪を更新。一方、3カ月後の予想値は約3年ぶりに改善見通しとなった。 最近の日米の経済指標は景気急落後は横ばいもしくは若干の回復というものも散見されるようになった。まだ回復基調に入ったとは言えないが、昨年10月の株価急落後の低位もみ合いが続いているのは、6-9月期までは景気横這いだとマーケットは見ているからだろう。各国が実施している景気対策が景気下支えだけでなく回復局面まで牽引できれば、株価も今後上昇しようが、米不良資産、東欧など新興国経済危機など不安要因も多く、景気回復は2010年後半から2011年までかかるのではないだろうか。もしそうならば株価本格回復も2010年以降になるだろう。

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