2009年4月18日土曜日

4/18(土) シティ1-3月期決算

NYダウ 8131.33 △5.90
為替(17日NY終値) 99.10-20/米ドル
 米株式相場は小幅に3営業日続伸。ゼネラル・エレクトリック(GE)と米銀大手シティグループの予想を上回る決算を好感した買いが相場を支えたが、このところ相場の上昇基調が続いているため、利益確定売りも出て上値は限られたようだ。
 シティが朝方発表した1―3月期決算はトレーディング収入や会計規則の変更が寄与し、6.四半期ぶりに黒字に転じたが、シティは業績改善期待から大きく上昇していたため、利益確定売りが出て約9%下げた。住宅ローンやクレジットカード・ローンの焦げ付きは膨らんでいるようだ。1-3月期は同業のJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスもトレーディングが業績に寄与したが、各社の本業である、投資銀行ビジネスや、住宅ローンなど消費者向けビジネスは低金利政策による利ザヤの改善という外部環境の追い風はあるものの、業績は改善どころか悪化傾向は続いており、金融不安は燻り続けていると考えるべきだろう。最近の市場参加者は短期志向の参加者が中心であると思われるので、3/10頃からの上昇相場もそう長くは続かないと見るべきだ。

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