2009年4月6日月曜日

4/6(月) センチメント(投資心理)はまだまだ良好

日経平均 8857.93 △108.09
為替(15時) 100.72-77/米ドル
 センチメント(投資心理)はまだまだ良好だ。3日の米株式相場が続伸したうえ、外国為替市場で円相場が前週末に比べて下落し、輸出採算の改善期待からハイテク株や自動車株が値上がりした。為替市場もリスク許容度改善を見込んだ円売り・ドル買いが強まっていて5か月ぶりに100円台まで円安が進んだ。対新興国通貨も3/10の東京株式市場の年初来安値水準(日経平均で7062円)を付けた日から株価の回復とともに上昇し、対韓国ウォンで約20%、南アフリカランドで約17%の円安・新興国通貨高になっている。原油価格も同様で、リスク許容度が高まっている。(センチメントが改善している)
 おそらく市場参加者で中長期的視点での日本株式への純投資を増やしている投資家もいるだろうが、最近の値動きや、現在の世界景気の不透明感から、短期的視点での市場参加者が通常時(例えばリーマンショック以前)よりその比率は高いと思われる。短期志向なので、もう一段の株高・円安もあるかもしれないが、金融不安の根源である米金融機関の資産査定や、1-3月期の決算など、不安要因がまだまだあることも留意しておかなければならない。

0 件のコメント: