2009年1月24日土曜日

1/24(土) 世界同時不況vs各国の景気対策

NYダウ 8077.56 ▼45.24
為替(NY23日終値) 88.70-80/米ドル
 昨日今日報道された世界の主力企業の決算状況だが、日産14年ぶり赤字転落、サムスン初の四半期赤字(10-12月期)、グーグルも上場後初の四半期赤字(10-12月期)と確実に世界同時不況が進行している。リーマンショック後、株価下落、企業業績落ち込み、消費者の買い控え、内需落ち込み、雇用削減、倒産急増、業績が落ち込みという悪循環になっている。世界主要国政府もこの悪循環を断ち切ろうと様々な景気対策を次々と打ち出している。英国やドイツでも減税などの対策がすでに実行されており、日本でも、金融機関に限定されていた公的資金投入を一般企業も対象とする方向で調整に入った。日銀もCP(コマーシャルペーパー)の買取、先月の利下げなど、景気悪化をどの程度食い止めることができるかはわからないが、その効果に期待したい。 
 オバマ大統領の景気対策法案は2/16までに成立させる方向である。良くも悪くもGDP世界1位の米国の政策舵取りが世界経済へ大きく影響を及ぼすので、悪循環が進行する世界経済にとって、特にこの1年のオバマ大統領の国内外でのリーダーシップは、今後の世界経済の浮沈を決めるであろう。

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