2009年1月20日火曜日

1/20(火) 政府支援策と財政赤字

日経平均 8,065.79  ▼191.06
為替(17時) 90.44-47円/米ドル
 米国発の金融危機をきっかけに世界的景気後退の中で、特に金融機関や自動車メーカーの経営危機を回避すべく、各国政府は次々と公的資金の投入している。急速な景気悪化を防ぎや金融不安を回避するには必要な処置だと思われるが、今後の懸念材料として、各国の財政赤字の大幅増による国債等の格下げである。
 例えば米国の場合、2009年度の赤字は1兆ドル(約90兆円)を市場初めて突破し、過去最悪が予想され、国内総生産(GDP)に占める割合は前年度の3.2%から一気に8.3%まで悪化する。ヨーロッパ諸国、日本も同様にその率は軒並み上昇している。その影響として今後、各国ごとに状況の違いがあるものの、債務格付けの格下げが行われるだろう。現在は景気悪化によるデフレの状況ではあるが、今後どのタイミングになるかはわからないが、財政悪化による格下げが行われた場合に金利が上昇してしまい、インフレに対する警戒をしなければならない時期がくるかもしれない。

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