2009年1月21日水曜日

1/21(水) オバマ新大統領と株式市場

日経平均 7,901.64 ▼164.15
為替(17時) 89.86-89円/米ドル
 米国第44代大統領に就任したバラク・オバマ氏の就任演説で「新たな責任の時代」と経済再生や米国の誇りの回復に向け、国民に結束を求めた。100年に一度の危機と叫ばれる中での就任で、首都ワシントンには200万人もの観衆が集まり、その期待の大きさが窺える就任式であった。
 一方、NY株式市場は、金融、自動車を中心に大きく値を下げ、NYダウは332ドル安で8000ドルを割り込んで引けた。改めて世界同時不況そ深刻化や企業業績への懸念が強まっている。オバマ大統領は就任演説で危機解決に向け「大胆で迅速」な行動が必要であると述べた。今日の株式市場の下落は、新大統領に対して例えば経営難の金融機関への追加支援など、具体的な行動を促しているのだろう。おそらく株式市場は2009年内の景気低迷はある程度織り込んでいると思われ、今後、多少の悪材料に対してもあまり反応しないかもしれない。むしろ景気対策が具体的な行動に移されてくると、その期待感から市場は予想以上に堅調に推移していく可能性は十分にあるだろう。

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