2009年1月23日金曜日

1/23(金) マーケットvs政府・FRBのスピード感

日経平均 7,745.25 ▼306.49
為替(17時) 88.34-37円/米ドル
 年末年始はオバマ大統領の政策期待から世界的に株式市場は堅調で日経平均で9000円台、NYダウで9000ドル台まで上昇した。その後世界的に景気後退が今後も続くとの見方から、下落基調を強めている。オバマ大統領就任日にもNYダウは300ドル以上も下落した。気の早いマーケットはオバマ大統領に対し、金融不安の払拭と景気悪化を食い止める具体的な政策を催促しているのだろう。
 昨年のブッシュ前米大統領とポールソン前財務長官は、未曾有の金融不安に対し、例えば金融安定化法案の成立やリーマン・ショック関連など、残念ながら対応が後手後手になってしまったことは否めない。現在の金融マーケットのみならず実体経済の変化のスピードは、過去と比較しても劇的に早くなってきており、危機対応が後手に回ってしまうとさらにその影響から危機が拡大してしまうリスクがある。オバマ米大統領、ガイトナー財務長官は「大胆かつ迅速に」と就任演説で述べているように、今後の政策運営を効果的に進めるためにもスタートダッシュをどのように切るのか期待して注視していきたい。

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