2009年1月16日金曜日

1/16(金) 主力企業の業績見通し

日経平均 8,230.15  △206.84
為替(17時) 90.32-35円/米ドル
 トヨタ、ソニー、東芝、日立は世界同時不況と円高の影響で2009年3月期営業赤字に転落、三菱UFJは10-12月期に保有株式の減損処理2880億円で4-12月は最終赤字、との発表や見通しが年末から昨日にかけてあった。しかしながら、最近の株価の値動きは発表を機に大きく売られることはなく、むしろ懸念材料が明らかになり、買戻しが入り、値崩れは起こしていない。
 日本の株式マーケットは2009年3月期の赤字転落を含め下方修正を織り込み、2010年3月期を見に行っているのだろう。100年に一度の事態と言われる状況なので、特にリーマンショック以降、PER(株価収益率)PBR(株価純資産倍率)配当利回りなどの投資尺度を無視して下落していたが、最近は落ち着いた展開が続いており、マーケットは冷静になってきている。今後は個別企業ごとの2010年3月期の業績見通し、各種投資尺度、景気対策によるテーマに乗った銘柄(太陽エネルギー関連など)など、個別銘柄ごとの分析による投資先の選定が、今後の投資成果に大きな差を生むことになるだろう。

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