2009年3月17日火曜日

3/17(火) 買戻し相場も5合目

日経平均 7,949.13  △244.98
為替(17時) 98.65-68円/米ドル
 17日の東京株式市場は不動産のほか銀行などの金融株を中心に買い戻しと思われる買い注文が膨らみ、日経平均株価は大幅に3日続伸し終値は前日比△244.98(3.18%)高の7949.13で、2/9以来、約1カ月ぶりの高値水準となった。
 昨年のリーマンショック以降、昨年10/28にザラ場で7000円割れまで売られ、その後11/4にオバマ大統領選出に合わせ9000円台回復、11月下旬に7500円近辺まで調整後、1月上旬にオバマ大統領就任での期待もあり、9000円台を再度回復した。その後、根強い金融不安と景気の底が見えない状況からじりじりと値を下げ、3/10に7021円まで下げた後、反発局面を迎えている。先日もこの欄で書いたが、米官民バットバンク構想、世界協調の財政出動による景気対策、4月上旬の金融サミットと株式市場にとってプラス要因になりうるイベントも控えており、当面は堅調な相場が期待できるであろう。しかしながら、実体経済の底入れは未だ確認できておらず、景気回復を織り込んでいくような上昇相場ではなく、今回も買戻し相場で、上値もせいぜい9000円程度ではないだろうか。

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