2009年8月22日土曜日

8/17-21 2010年の世界経済の見通し

日経平均(8/21終値) 10238.20 (先週末) 10597.33
為替(8/14 17時) 93.91-94 (先週末) 95.19-22
 7月の中古住宅販売件数が前月比7.2%増の年率換算524万戸と、市場予想(500万戸)を大幅に上回り、前月比では4カ月連続の増加で、住宅市場の改善が続いていることが好感された。売り方の買い戻しが膨らみNYダウは+1.67%と大きく上昇した。
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が講演し、「近いうちに経済成長に戻るという見通しは適切なようだ」と発言し、景気回復の期待感が高まった。しかしながら信用収縮や金融市場の緊張が残ることなどから世界の景気回復は緩やかになるとの見通しを示した。
 今年の3月以降に世界的な株高は世界景気の底打ちを織り込み上昇してきた。今後も株価の推移を占うには、2010年の世界経済をどう見通すかである。当社では中国の内需を中心とした経済成長は2010年も高成長が期待できるものの、米国を中止に先進国経済は雇用の悪化による個人消費の低迷が続き、回復軌道には乗れずに低成長(実質経済成長率で1%半ば程度)にとどまると見ており、現在の株価水準では利食い・戻り売りをし、次の投資機会を待つようにすべきだと考えている。

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